元スレ
1 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:04:19.53 ID:AgnoEguU0.net
俺「…………」
女「俺さんのお蔭でまたウチのギルドが勝ったっすよ! さすがっす!」
俺(俺の金のお蔭じゃん……)
女2「すごい! かっこいい!」
俺(俺の金がかっこいいんじゃん……)
女3「俺さーん! また、探索ご一緒させてもらえたらなーと……」
女2「あ! ずるい! 俺さん、こんなクレクレ野郎ほっといて私といきましょうよ!」
女3「はぁ? 言うに事欠いてクレクレ? ふざけないでよ! あんたのがレベル低いじゃん! クレクレはどっちよ! 俺さんとアンタなんかじゃ釣り合わないのよ!」
俺(俺は……俺は……俺はおれはオレオレはオレはオレオ取ってオレオォォォォッ!)
俺「うわぁぁぁぁっぁぁぁああああ!!!」ダッ
女「うぉ! お、俺さんどうしたっすか!」
女3「あれ俺さん? どこいくんですかぁー!」
女2「あーもう……アンタのせいじゃん……うっざ」
29 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:10:37.63 ID:AgnoEguU0.net
572 名前:名も無き冒険者 :20xx/xx/xx(月) 18:44:59.11 ID:otokogirumasu
「俺」とかいうクズに注意
他所のMMOもやってたけど、そっちでは世話になった人に何も言わず、イベント前の最悪のタイミングで急にやめたらしい
噂では金も借りたままだったとか
昔俺の作ったギルドにいたけど、「ここのギルドは好き」とか散々吹聴してた癖に、主力引き抜いて一緒に辞めやがった
戦力なくしてから放置が増えていって、俺のギルドは結局潰れた
俺も今日限りで引退するところ
散々俺のところでウマウマしといて、本腰入れて課金するかってなったらリア友いるギルドに移りやがった
最低のクズ
どうせ見てるんだろ? お前の楽しみ2chとオンゲーくらいだもんな(笑)
______________________________________
俺「なんだよ……これ」
俺「金借りてねぇし……俺のリア友じゃなくて女のリア友だし……言い出したのも女だし……。そもそも、重課金なんかこっちでしてねぇよ!」
俺「中途半端な噂ばっかで適当書きやがって……。しかもこいつ、明らかにID変えて自演擁護と自演コピペで拡散してやがる……」
俺「……あいつらが、見なきゃいいけど」
51 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:19:23.42 ID:wUuxV4lB0.net
あかのな
55 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:20:09 ID:AgnoEguU0.net
俺(多目に伝えよう。俺が自由にできる額の倍を考えても、全然足りない)
俺「今回は、〜円使おうと思う。半額振り込みを頼む」
女「そ、そんなにっすか!? 確かにイベントが近いっすけど……それは、ちょっと」
俺「な、頼む! お願いだ!」バッ
女「ちょ、ちょっと考えさせてほしいっす……」
俺「なんだよ、約束を破るのか! お前まで俺を裏切るのかよ! お前だけは信じさせてくれるって思ってたのによ!」
俺「やっぱり、やっぱり全部嘘だったんだな! お前も結局、俺の課金が目当てだったんだ!」
女「そうじゃ……そうじゃないっす! でも……」
俺「迷うってことはできるんだろ? 選択肢があるんだろ? その上で金払うのが嫌で俺を裏切るんだろうが! 何が違うんだよ!」
女「どうして……どうして、こんなに尽くしてもわかってくれないんっすか……」
俺「自分から言い出したこと破ろうとしてんのはお前だろ! 何がどうしてだ!」
81 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:28:18 ID:Nco0mCHk0.net
なろうとかすきそう
96 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:34:12.61 ID:AgnoEguU0.net
俺「それ、は……」
GM『でも、重課金は麻薬だぜ? 現実に思い入れのないお前は、またいつか、同じことを繰り返す』
GM『人に囲まれたい……ちやほやされたい……機嫌を窺われたい……。いずれ気付くさ、もう俺にはこれしかないんだって、な』
俺(あのときは否定したのに……結局、俺はあんたの言う通りなんだな……)
俺「それは、できない……。これ以上男のような敵を作りたくないし、なにより……もう、皆を裏切りたくない」
女「じゃあ、じゃあ……女騎士と離婚してくれるだけでもいいんっす!」
女「あんな奴! 俺さんが課金してから、掌返したクズじゃないっすか! 俺さんも、むかつかないんっすか!」
俺「…………」
女「どうして……黙ってるんっすか?」
女「なんでもいってくれって言ったのに、何も聞いてくれないんっすね……」
俺「…………」
女「嫌なんっすよ! 俺さんは、ウチしか信じないって言ってくれたはずなのに!」
女「あいつが……女騎士が、デレデレと顔を赤くして横に突っ立ってるのが、嫌なんっす!」
女「結婚してるっていうのが! 二人だけのスキルがあるっていうのが! それがずっとステータスに表示されてるのが! 嫌で嫌で仕方ないんっす!」ガシガシ
俺「お、おい! 落ち着けよ!」
女「落ち着けるわけっ! ないじゃないっすか!」
92 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:33:41.88 ID:aiGIP7eA0.net
セリフ形式でしか話を進められないのが
文才なくてかわいそう
36 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:12:46.52 ID:AgnoEguU0.net
俺「おい! どういうことだよ!」
俺「お前だけは、信じてもいいかもって……そう思ってたのによ!」
女「ち、違うんっす……。ウチは、ただ……このままだったら、俺さんの居場所がなくなっちゃうって思って……どうにかしたくて」
俺「それで、俺が課金するって言ったのか? 馬鹿じゃねーのか!」
女「そうじゃなくて、ただ……説明してたら、男獣戦士さんがそういうふうに解釈して……」
俺「お前がまた、誤解招くような言い方したんだろうがっ! 何度目だよ!」
俺「いい加減に……いい加減にしろよ……」
女「ウ、ウチは……そうじゃ、そうじゃなくて……ゴ、ゴメンナサイ……」ヘタッ
俺「……チッ」
女「や、辞めないっすよね? ね? また一緒に……森に行って、ダンジョン入って、何か実装される度に大騒ぎして……それで……」
俺「続けると思うか? こんな状況でよ!」
女「ゴ、ゴメンナサイ……。でも……ウチが、ウチがなんとかするっすから……」ブツブツ
84 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:30:19.60 ID:aLdQUHM10.net
アナーキー実況のここがすごい!
9 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:06:42.39 ID:AgnoEguU0.net
男「……レベル20代? そんな奴ウチに入れられるわけないだろ!」イライラ
男「クレクレだと言われても仕方ないぞ! ちょっとくらいにはここのマナーを調べてから動くんだな!」
男剣士「す、すいませんでした」
男「ったく」
俺「俺が入ったのは、15のときでした」
男「何が言いたい? ここの状況もレベルキャップも全体の情勢も違っただろうが!」
俺「でも……」
男「足手纏いを引っ張れるだけのメンバーがいないんだよ! それくらいわかるだろうが!」
俺「メンバー数自体は減ってますし……今は選んでられる場合でも。ここで育てれば……」
男「で、育った後他所のギルドにもってかれるんだろ?」
俺「そんな……あれは、女魔術師さんは……あの職自体、ギルドが課金しないとインフレに置いていかれるから、仕方なく」
男「くどくどと煩い! 主力が抜けたのが今の現状だろうが! 理由云々なんか関係あるか!」
77 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:27:04.84 ID:AgnoEguU0.net
女モンク「なるほどな、情報不足感は否めないが……我々のギルドで使うべきだろう」
女モンク「ある、というだけで大きな牽制にもなる。マイナスに働くことはまずない」
女モンク「異論があるものは? いないな」
女モンク「問題は、誰と誰が使うかだ」
女「お、俺さんとウチが……」
俺「能力面で考えれば、男獣戦士と女モンクでいいんじゃあないのか。共同コンボは近接型のこの二人で押した方が効果があるはずだ」
女「…………」
男獣戦士「お、俺がギルマスと結婚すんのか? な……なんか照れるっつーかよ……」
男商人「たかがゲームやで、なに赤こうなっとんねん」
女「たかがゲームじゃ……ないっす。ウチは、ウチには……なのに、なんで……」
男商人「あ? 何か言うたか?」
俺「こ、この組み合わせでいいと思うんだがどうだろうか! 女モンクが言ったように、派手ささえあれば相手の気も引けるし、動揺も誘える!」
27 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:10:17.13 ID:3TC/fyXu0.net
なんか久々にVIPのSS読んだ気がするわ
26 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:10:13.63 ID:AgnoEguU0.net
女忍者「やはり家畜小屋でござろう。新実装されるオーガチキンのバランスが、初期はぶれる可能性が高いと拙者は睨んでおります」
女「なんでそう女忍者は分の悪いギャンブルに出るんっすかね……」
女モンク「我々が運営のミス期待ありきの行動など……他所から非難が……」
女忍者「しかし拙者の情報網では……」
俺「…………」ポツンッ
女「あ、ちょ、ちょっとゴメン」バッ
女忍者「どうしでござるか?」
女モンク「…………」
女「俺さん! どうしたんっすか?」
俺「…………」
女「……俺さん?」
43 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:16:45.83 ID:nVt0Kdptd.net
まだか?
52 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:19:24.58 ID:H5bs5st30.net
全部読めるサイトのURLくれ
20 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:08:48 ID:DRQ+dYj70.net
vipでやった方がいいと思います
79 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:27:34.87 ID:AgnoEguU0.net
女「ウチが……ウチが、俺さんと見つけたんっすよ!」
俺「お、おい女!」
女モンク「ど、どういうことだ?」
女「二人で協力して……頑張ってモンスター倒して……それで、それで手に入れたのに……」
女忍者「ひょっとして女騎士殿から止められてたのに、無理言って時計塔に登ったのでござるか?」ニマァツ
女「そ、そうっすよ! だから……だから、手に入れた人が使うべきっていうのなら、ウチと俺さんが使うべきなんです!」
女忍者「周りに隠してこっそり俺殿を連れ出して塔に登って、その揚句アイテム見つかったからその権利の主張でござるか。やれやれ、いつもに増して必死でござるね」ハンッ
女「文句あるっすか! ウチと、俺さんの問題っす! アンタは関係ないんっす! どうして、どうして邪魔ばっかりするんっすか!」
女忍者「結婚さえしたら、名目が立つでござるからな。次から俺殿とダンジョンを潜っても、婚姻スキルがあるからだといえば誰も文句が言えなくなるでござるからね」
女「そんなわけ、ないだろうがっ!」
女忍者「おお、怖い怖いでござる。でも周囲がどう思ってるかは、もうちょっと見た方がいいでござるよ?」
女「え?」
男獣戦士「……はぁ」 男弓使い「ここまで典型的な奴、マジ初めてみたわ」
女「ウ、ウチは……ウチはただっ!!」
女モンク「……女、それ以上喋るな。立場を悪くするばかりだぞ」
39 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:14:57.18 ID:AgnoEguU0.net
女「ち、違うっす……。ウチは、ウチはただ、俺さんと一緒に楽しく狩りができたらいいなって……ただ、それだけっす」
俺「信じられるかよ! 課金しろ課金しろ課金しろって! ぎゃーぎゃーうっせぇんだよ!」
俺「罠だ! ぜんぶ罠だったんだ! そうか、わかったぞ!」
俺「お前はわざと! 俺が剣盾オンラインにいたことをギルドメンバーにばらしたんだ! 俺が課金せざるを得ないように追い込むため!」
俺「炎上を広げたのもわざとだったんだ! いや、お前がギルマスの振りをして書き込んだんだ! そうなんだな!」
女「ち、違うっす……ウチは……ウチは、ただ……。どうして、どうしてそんな……」
女「そんなこと……考えたこと、なかったのに……」
俺「信じられるかよこの売女が! もう騙されねぇぞ!」
俺「お前さえいなかったら! 弱小ながらに男さんのギルドはまだあったはずなんだ!」
俺「細々と……仲良く楽しく、やっていけたはずなんだ! お前さえ、お前さえいなかったら……」
女「ち、違う……違う、違うのに……どうして、なんで……」
8 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:06:31.05 ID:wjdv0wnU0.net
最初っからURL貼れや
69 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:25:03.20 ID:AgnoEguU0.net
女「ほへー! ここが最難関ダンジョン……」
俺「こら、動くな、今俺がwiki開いてる。ランダム型設置の罠があるんだ」
俺「俺も実際に入ったのは一度だけしかない、不用意に動くな」
女「新鮮な感じがいいんじゃないっすか。ほーら、置いてっちゃうっすよ」
俺「おい! 先々行くんじゃねぇ! こら!」
スカルナイト「ガアアッ!」ザンッ
女「うわっ! 急に出てきた!」
俺「あーもう、だから言ったじゃねーか!」バッ
スカルナイト「ガァッ!」グサッ
俺「ぐっ! うらぁっ!」バシッ
俺「はぁ……はぁ……HP少ないのがまだ救いだな」
女「えへへ、すいませんっす。だって攻略サイト見ながら動いてたら新鮮感がないっすもん」
俺「わかった、wiki開かないから俺の後ろ歩けマジで!」
30 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:11:08.13 ID:wjdv0wnU0.net
明日更新するって言ったやんけ
なんでまた書いてるんやイッチ!!
10 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:06:53.57 ID:AgnoEguU0.net
俺「だからさ、霊獣の森に行くなら、氷耐性重視にしておいた方がいいだろ。それなら、ここのギルメンだけでも十分狩りができる」
女盗賊「なーる。男中心にパーティー組めば、チャンスはあるかもね」
女「でもそれ、毒くらったらまずいんじゃないっすか?」
女盗賊「は?」
俺「馬鹿か。そりゃ剣盾オンラインでの仕様の話だろ」
女盗賊「女はほんっと抜けてってからな、ばーっか」
女「ふふっ……やっぱり」
俺(あ? まずった?)
俺「えっと、剣盾オンライン懐かしいな……。三年くらい前、ちょっとやってたんだよ」
女「この前聞いたとき、やったことないって言ってたっすよね?」
俺「え、う、嘘だろ? そんな、そんなことは……」
女「嘘っすよ。でも、その反応見ればぜんぶわかるっすよ」
女盗賊「え、なに? なんの話」ニヤニヤ
女「オレさん、なんっすよね? 前のゲームでいっしょだった」
女盗賊「なっ!?」
40 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:15:35.21 ID:AgnoEguU0.net
俺「黙れや!」バシュッ
女「あっ!」ドサッ
俺「叩き……叩き斬ってやる! 二度とその汚いアバターを見せるんじゃねぇ!」
女「ど、どうしたら信じてくれるんっすか! 全部、全部誤解っす!」
俺「何を信じるっつうんだよ! どの道もう、こうなっちまった以上続けられねぇんだよ!」バシュッ
女「また二人で、どこかギルドに……そうだ! ウチら二人でギルドを作るんっす! それなら……」
俺「…………」ピクッ
女「剣を止めてくれた! 俺さん! 考えてくれるんっすね!」
女「ね? 二人だけで……一緒に……ウチは、それでも……」
俺「悪いな、女」
女「え?」
俺「もう……誰も信じられそうにない」ブンッ
70 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:25:06.90 ID:O3q/iTlS0.net
続きどこ
68 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:24:54.59 ID:AgnoEguU0.net
女「…………」シュン
俺「な、なあ女……」
女「べ、別に落ち込んでないっすよこれくらい!」
女「俺さんのこと、応援してますからね! ウチの分まで頑張ってくださいよ!」
俺「あ、ああ……。そうだ、今から皆に内緒で悪夢の時計塔、潜ってみないか? 低階層なら、二人でもいけると思うし……」
女「本当っすか!」
88 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:32:01 ID:AgnoEguU0.net
女「…………」
男商人「な、なあ、あいつ五時間くらいずっと固まってへんか?」
男弓使い「途中で用事も思い出したんじゃねーの?」
俺「ただいまー」
男商人「お、戻って来たんやな新婚夫婦!」
女「あ、俺さん、戻ってきたんっすね! もう……ずっと待ってたんっすよ!」ガタッ
男商人「ひいっ!」
俺「いや、悪い悪い。それより女、聞いてくれよ! 双剣舞の総ダメージ数が……」
女「そんなことどうでもいいんっすよ! さ、ささ、早くいっしょに行きましょう? ね?」
俺「そんなことってなんだよ! 大事なギルド戦の雌雄を決するかもしれねぇんだぞ!」
俺「ああ、後、市場の購入履歴……あの純白の布を買ったのがどこのギルドか、調べなくちゃいけない。女モンクに相談して……」
女騎士「わ、私が頼んでおく! 俺はゆっくり、ダンジョンにでも潜っておいてくれ!」
俺「え? あ、ああ助かる……」
商人(あいつ……ずっとあそこにおったんか?)
俺(なんで商人の奴……あんなにビビってるんだ?)
49 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:17:46 ID:AgnoEguU0.net
女「俺さん、一緒に悪夢の時計塔に潜らないっすか! あそこ、一回行ってみたかったんっすよ!」
俺「あそこか。だったら、ちょっと準備が必要だな」
女騎士「女よ、お前のレベルではまだまだ早い」
女「うっ……ウチは、俺さんに話してるんっすよ! ね、連れてってくれるっすよね?」
女騎士「…………」ジロッ
俺「お、女にはまだちょっと難しいかな。レベルを後、10は上げてからだな」
女「ウ、ウチが……」
女「なんでもないっす。我が儘言って、悪かったっす」シュンッ
俺(俺が強くなったの、半分は女の金だからなぁ……)
47 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:17:19 ID:AgnoEguU0.net
二つ首竜「ラアァァァアアアア!」ゴオッ
女モンク「ぐっ! ダメだ、前回より硬いかもしれん!」
俺「調整? いや、それはないと思うが……」
女騎士(このパーティーだと、総攻撃力に欠ける)
女騎士(私は守備寄り、ギルマスのモンクもバランス、俺もトリッキーだが威力が足りない……)
女騎士(そして何より……)
女「う、うりゃあっ!」バスッ
女騎士(この面子の中で、彼女が劣り過ぎている。ギルマスと男の知人なのは知っているが……連れてくるべきではなかった)
76 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:27:00.65 ID:24bqQHPf0.net
あげ
89 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:32:15 ID:x7efE6Uad.net
>>13
テイルズウィーバー
今なら1週間でカンスト余裕や
18 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:08:00.99 ID:wjdv0wnU0.net
なぁなんでまたやり直してんの?アフィなの?
87 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:31:53.61 ID:AgnoEguU0.net
女騎士「なら、どうしてあの子はああもお前に執着しているんだ?」
女『あははは、いいんっすよ。ウチ、もうリアルは捨てましたっすから!』グッ
女『俺さんも、ウチと一緒っすよね?』
俺「い、いや知らねぇよ……なんでそんなこと訊くんだよ」
俺「弱いから、強い奴にたかりたいんだろ」
女騎士「嘘だな。そんなふうに思っているのなら、とっくに彼女を切っているはずだ」
俺「う……」
女騎士「お前にも何か、後ろめたいことがあるんじゃあないのか。私には、そうとしか思えない」
俺「…………」
女騎士「……答えたくないのなら、それでいい。くだらないことを訊いたな、私らしくない」
5 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:06:11 ID:AgnoEguU0.net
男「ウチのギルドにようこそ! 俺さん、オンゲーは初めて?」
俺「ちょ、ちょっとだけやってたよ。なんていうか……嫌いな奴ができて、すぐやめちゃったけどね」
男「あーなるほどね」
女「ウチも今日入ったところなんっす! よろしく!」
俺「げっ!?」
女「ど、どしたんっすか?」
俺「い、いや……なんでもない」
俺(偶然か? いや、でも……名前もキャラメイクも似てるぞ)
俺「お、女さんは前にこういったオンゲーは?」
女「あははは……なんか、空気悪かったもんで。そこそこ強かったんっすけどね」
女「親友がやめちゃったみたいで、それ切っ掛けに……」
俺「…………」
7 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:06:30.33 ID:AgnoEguU0.net
男「クソっ! 次のイベントでは、結果を出すはずだったのに!」
俺「そんな焦らなくても……」
男「アップデートで課金優遇が実装されて、主力も課金ギルドに取られちまったのが痛すぎる……」
俺「俺は……今のここ、好きですよ」
女「ウチも……」
男「そういう話してるんじゃねぇよ! あぁ……クソ、重課金非優遇を売りにしてたくせに……」
俺「た、多少は仕方ありませんって!」
男「はぁ……ここでまともに課金してるの俺くらいだしなぁ……」ボソッ
俺「男さん、まさか……抜けるなんて、言いませんよね」
男「…………」スタスタ
俺「……男さん」
11 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:07:04.45 ID:AgnoEguU0.net
女盗賊「ちょっと待てよ……。剣盾オンラインのオレ!? それって、あの急に消えたっていう伝説の……超有名人じゃねぇーか!」
女「急に消えたからずーっと探してたんっすよ。へへっ、でもまあ、多分俺さんじゃないかなーって思ってたっすけどね。毒舌なところとか、あと戦略とか似てるなーって」
俺「俺は……俺は、違うんだ……」
女「俺さん?」
俺「俺は……」 女盗賊「男っ! 聞いたか、俺の奴が、あの剣盾オンラインのオレなんだってよ! あの、伝説の!」
ギルメン「え?」 ギルメン「ま、マジかよ……なんでこんな弱小に?」 ギルメン「じゃあ……そのうちまた、無双する気なのか?」
俺「…………」
男「オレ? 噂でしか知らないが……あのオレなのか? じゃあそろそろ……様子見も終わって、課金する気なのか?」
男「な、なぁっ! お前はウチに残ってくれるんだよな? 俺は、ここの皆が大好きなんだ! お前もそうだって言ってくれたよな? なあ? 俺も……お前にゃそりゃ及ばないだろうが、課金するから! だから……残ってくれよ!」
俺「…………」
ギルメン「さすが我らがギルドマスター! かっけぇ!」 ギルメン「なあ、今の言葉、ギルド伝言板の名言リストに入れとこうぜ!」
ギルメン「私も、ここ大好きだよ男さん!」
66 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:23:52.59 ID:BCZmO+8aM.net
無料で読んでしまったわ
すまんな
80 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:28:09 ID:AgnoEguU0.net
神父「俺さん、あなたは女騎士さんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています」
神父「汝、健康の時も病めるときも、富ときも貧しき時も、幸福の時も災いにあうときも、可能な時も困難なときも」
神父「これを愛し敬い慰め遣えて共に助け合い 永久に節操を守ることを誓いますか?」
女騎士「ち、ちち……誓いますっ!」
女「…………」ジイッ
俺「…………」
神父「新郎様どうなされましたかな?」
俺「誓い……ます」
神父「では、誓いの口付けを」
女「…………」
俺(そんな……そんな目で見るなよ)
俺(仕方ないだろ、弓使いと獣戦士、女忍者が地盤固めにかかってたんだから……あの流れで断ってたら、余計拗れてただろうが!)
女「…………」
33 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:11:26.74 ID:AgnoEguU0.net
男獣戦士「ぜんぶ……女から聞いた」
男獣戦士「どういう流れで来たかも知らねぇのに陰口叩いて……ほんとにすまなかった」
俺「い、いや……そんな、何も言わなかったのは俺だし……」
男獣戦士「身内に頼み込んで入ってきた、ウチの課金勢煽ててその恩恵得ようって……そういうチャチな図々しい奴だと思っちまってた」
俺「……俺も、似たような思いしたことあるからわかるよ」
男獣戦士「そうか……すまなかったな」
男獣戦士「これからは、安心してこのギルドに貢献してくれ。今日ここにいないものには……俺から上手く伝えておく」
俺「あ、ああ……」
男獣戦士「それで……いつ頃から、いくらくらい課金する予定なんだ? いや、急かしてるわけじゃないが……行動方針にも関わるし……」
俺「は?」
44 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:16:55.39 ID:H5bs5st30.net
ほしゅほしゅたに
62 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:22:20.74 ID:5bjT8mV20.net
あく
31 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:11:14.69 ID:AgnoEguU0.net
俺「……変な俺側の擁護が入ってたせいで、本人認定されて余計に燃え広がっちまった」
俺「クソったれ……あれも多分、あのギルドにいた誰かなんだろうな」
俺「んだよ……俺が、俺が悪いのかよクソ……」
女モンク「あ……お、俺殿……」
俺(ああ……多分これ、もう知られてるな)
女「俺さんっ! 今日はどこに周るっすか? 一緒に冒険してくれるっすよね? ね?」
俺「……知ってんだろ。男が書いただろう書き込み」
女「あ……だ、大丈夫っすよ! 俺さん虐める奴は、ウチが全部論破してやったっすから!」
俺(昨日の本人認定されて燃え広がらせたのコイツかよっ!)
男獣戦士「おい、俺……」
俺「んだよ! やめればいいんだろ! 辞めてやるよこんなところっ!」
男獣戦士「すまなかった……そういう事情があったなんて、知らなかったんだ! 許してくれっ!」バッ
俺「え……?」
2 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:04:38.17 ID:AgnoEguU0.net
GM「へぇ……アカウント消したい。それで最後に俺に挨拶?」
俺「…………」
GM「止めても無駄っぽいな。アンタがいないと、ウチも寂しくなるよ」
俺「重課金者がひとり消えるんだからそりゃな。あんたらの懐も寂しくなるだろうな」
GM「荒んでるねぇ……。たまにいるんだ、お前みたいな奴」
GM「でも、重課金は麻薬だぜ? 現実に思い入れのないお前は、またいつか、同じことを繰り返す」
GM「人に囲まれたい……ちやほやされたい……機嫌を窺われたい……。いずれ気付くさ、もう俺にはこれしかないんだって、な」
俺「そんな……そんなこと、ねぇよ……散々言いやがって」
俺「俺はただ……時間掛けるより金使った方が早いから……。強くなりたかった……だけなんだ」
38 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:13:59.27 ID:AgnoEguU0.net
俺「課金……課金するしか、ないのか? いや……俺はもう、あんなこと……」ブツブツ
女「俺さん……」
俺「……女か」
俺「俺は、俺はどうすればいいんだ?」
女「その……課金、ちょっとで……ちょっとでいいんっす。とりあえず、周囲を誤魔化せるくらいの……」
俺「課金……ちょっと……課金……」
女2『ね、俺さん! なんでもいいんです! ちょっと……何か、私に向いてる武器を借りられないかなぁと……』
俺「…………」
女「そ、そうっす! 少量でも、追加で課金したという体裁さえ取れれば……表立っては何も言ってこないはずですし……」
俺「そうか、そうだな」
女「俺さ……」
俺「お前も、俺に課金しろというんだな。お前も俺の課金が目当てだったんだな」
94 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:34:01.64 ID:AgnoEguU0.net
俺(女は……リアルを捨てたと言った。そしてそれを、俺にも強要するようなことも口にしていた)
俺(でも女は、こっちの世界でだって周囲からはコネで入ったクレクレちゃん扱いだ)
俺(バイトもかなり入れてるから、イン率だって他の人に比べて低い……。レベルキャップが解放される度に置いていかれ、装備やイベント情報にも疎い。純白の布を知ってたことが驚きだったくらいだ)
俺(だったら、こいつの言う世界ってなんなんだ?)
俺「すまないな……女、お前に謝らなくちゃいけないことが、いっぱいあるな……俺」
俺「俺……すげぇ情けないな」
女「そんな、気にしなくていいんっすよ俺さん!」
女「ウチは俺さんが傍にいてくれたら、それだけで満足っすから!」
俺「…………」
女「でも……気にしてくれているのなら、我が儘……言ってもいいっすか?」
俺「なんだ? なんでも言ってくれ」
女「……女騎士と離婚して、一緒にこのギルドをやめてほしいんっす」
95 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:34:05.80 ID:236lAayN0.net
22 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:09:06 ID:AgnoEguU0.net
男商人「いまやでっ!」
男弓使い「はいダブルアロー! 怯んだとこ外すなよ!」ババッ
ユニコーン「フー、フー……」ダダダッ
俺「うらぁっ!」バスッ ユニコーン「ガアアアッ!」ドゴッ
俺「ぐっ!」
男商人「……なんや、300ダメージも安定して入らんのか……はあ」
男弓使い「あれ? これ、追撃付加来るから死ぬんじゃね」ニヤニヤ
ユニコーン「フアアアアアッ!」
俺「くそっ!」
女騎士「りゃっ!」ガツッ
ユニコーン「アガッ!?」ドサツ
俺「あ、ありがと……助かった」
女騎士「……今、どうして追加を撃たなかった?」
男弓使い「あ? ちょっと手許狂っただけだろ。なんか言いたいことでもあんのか?」
俺「…………」
86 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:31:38.70 ID:AgnoEguU0.net
俺「……ふ、ふふ、経験値効率も段違いだな」
女騎士「しかし、MPの消費量も多いな」ゼェゼェ
俺「まあそれはアイテムで補えばいいさ。今日は……さすがにそろそろ戻るべきか」
俺「HPも……ちょっと厳しいな。さっき覚えた、二重詠唱の回復呪文でも使ってみようぜ」
女騎士「……その、訊いておきたいことがあるのだが、いいか?」
俺「ん? なんだよ?」
女騎士「女とお前は、ただのオンゲー仲間、そうなのだな?」
俺「ああ、そうだが……。剣盾オンラインから一緒だったんだ」
女騎士「会ったことは?」
俺「ないが?」
女騎士「我々のギルドはオフ会厳禁だが……別に、密告するような真似はしない。正直に教えてほしい」
俺「いや、本当にないけど」
13 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:07:16.97 ID:KYxBhr+30.net
民度のええオンゲー教えてくれるんか?
85 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:31:26.43 ID:AgnoEguU0.net
ゴーレム「フゴッ!フゴーッ!」
俺「右から行け!」
女騎士「わかった!」スッ
俺「双剣舞!」女騎士「双剣舞!」
シャンシャンシャンッ
ゴーレム「フゴッ!?」ドサッ
俺「連続ヒット技で防御型のゴーレムを鎮められるのか……」
女騎士「これで一通りの技は試したが、どうする? ……戻るのか?」
俺「すげぇ……このスキルさえ極めれば、中堅ギルド程度なら俺達二人で沈められるんじゃないのか!」
俺「熟練度! 熟練度を上げよう! タイミングも覚えておかないとな! 対人での定石も作っておきたい! 後で男獣戦士あたりで実験させてもらおう!」
女騎士「え?」
俺「どうした? 乗り気じゃないのかよ! 今の見ただろ!」
女騎士「想像以上の威力だ。しかし……その……」
俺「だよな! 俺達二人が、ギルドを勝利に導くんだ!」
女騎士「あ、ああ! 我々の特訓不足で負けるわけにはいかんからな!」グッ
71 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:25:17.51 ID:AgnoEguU0.net
お化け「ケケケケケ……」
女「な、なんすかあの布被ったみたいな奴! 追いかけてきますよ!」
俺「わからん! 前は見なかった! とにかく物理攻撃は通らんみたいだ! 相性が悪い、逃げるぞ!」
女「逃げるって、全然撒けないじゃないっすか! 無理無理無理! なんかアレ気持ち悪いっす!」
俺「仕方ねぇだろ! 試したいことはあるが、不用意に近づいたら即死もあり得る! どっかドアあるところまで行くぞ!」
女「ネット! ネットで調べてください!」
俺「逃げながら調べろってか? 無茶言うんじゃねぇ! そもそも新鮮な気持ちで挑みたいって言ったのはお前だろうが!」
女「それとこれとは話が別っす! ちょっと追い詰められたいってだけで、そのままトドメ刺されるのは嫌なんっす!」
俺「わかる! わかるけど、それをわかった上で最初から調べとくべきだって俺は言ってたんだよ馬鹿野郎!
71 :風吹けば名無し:2019/10/29(火) 00:25:17.51 ID:AgnoEguU0.net
お化け「ケケケケケ……」
女「な、なんすかあの布被ったみたいな奴! 追いかけてきますよ!」
俺「わからん! 前は見なかった! とにかく物理攻撃は通らんみたいだ! 相性が悪い、逃げるぞ!」
女「逃げるって、全然撒けないじゃないっすか! 無理無理無理! なんかアレ気持ち悪いっす!」
俺「仕方ねぇだろ! 試したいことはあるが、不用意に近づいたら即死もあり得る! どっかドアあるところまで行くぞ!」
女「ネット! ネットで調べてください!」
俺「逃げながら調べろってか? 無茶言うんじゃねぇ! そもそも新鮮な気持ちで挑みたいって言ったのはお前だろうが!」
女「それとこれとは話が別っす! ちょっと追い詰められたいってだけで、そのままトドメ刺されるのは嫌なんっす!」
俺「わかる! わかるけど、それをわかった上で最初から調べとくべきだって俺は言ってたんだよ馬鹿野郎!